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アイリス
絞りのことを指します。強い光がCCDにあたれば電気出力が飽和するため、レンズの絞りもしくはカメラのシャッター速度によって光量を調節します。
インターレース
通常、テレビでは1枚の画面を2枚の絵を織り交ぜチラツキを軽減させており家庭用テレビで決められた規格です。現在のIPカメラではプログレッシブが主流になっており画像的にはプログレッシブの方が綺麗に映ります。
ガンマ
ガンマ値とは、コントラストや彩度を数値化したもので、値が大きいほど中心明度が暗く、小さいほど全体が明るく見えます。防犯で絵画的である必要がない為、やや明るめのガンマ値が良く用いられます。
コンポジット信号
カメラから出力される映像信号は、輝度、同期信号などの複合信号が出力されています。テレビジョン信号ともCVBSともいい、家庭でよく見る赤白黄色の3本に分かれたコネクタの黄色がこの信号のことです。
ダミーカメラ
実際の動作をしないカメラのことで当然安価です。見た人が本物と思えば防犯効果的です。また本物と同じ形のダミーを混ぜる事で、その効果はより高まります。
デイ&ナイト
昼間はカラーで撮影し、夜間は感度が高いモノクロに切り替わるようにして昼夜兼用として使用できます。
ドーム型カメラ
ドームは丸天井のことで通常の防犯カメラよりも建物と調和した目立たないデザインのカメラです。
ハウジング
カメラを屋外等に取り付ける場合、埃・水滴からまた衝撃から守るためハウジングに入れます。
バリフォーカル
焦点距離が可変のレンズのことで通常のズームレンズでは焦点距離を変化させてもピントが合うようになっているが、バリフォーカルは都度ピント調整が必要です。
ピンホールカメラ
極小のレンズを使ったカメラで人目につきにくく内部監視に最適です。
フィクサー
カメラを壁などに固定するためのものです。
フリッカーレス機能
蛍光灯は(商用電源)周波数(東日本・西日本では異なる)で点滅していて、その照明下ではカメラ画像もちらつきますが、それを補正する機能をフリッカーレス機能と言います。
モーションディテクト
モーションディテクト(動体検知)とは、映像の中の動き(モーション)を検知(ディテクト)する機能のことで動いているものがある時だけ録画開始の信号を送ることで録画量を減らせます。また動体検知時にアラームやブザー、メールなどの通報と組み合わせると、効果的な防犯対策となります。
ルクス
ルクスは明るさの単位で晴天の屋外10万ルクス,屋内1,000~100ルクス,月夜0.5ルクス程度です。人の眼は高機能なため、明るさの感覚は、この数値ほど差はありませんがCCDやCMOSはこの感度が絶対の性能になります。超高感度のカメラでは星明りでも撮影ができるものがあります。
レンズマウント
レンズをカメラに取り付ける部位をいい、CSマウント、Cマウントなどがありレンズとカメラにメーカー間の互換性があります。レンズにも性能があり、高性能や高解像度に対応したレンズは高額になり、メガピクセルカメラを用いても、レンズが対応していなければ、本来の性能を出す事ができません。
遠隔監視
インターネットなどのネットワークを利用する事で、従来の閉鎖環境(CCTV)でしか利用できなかった防犯機器を遠隔から利用・管理する方法です。防犯カメラの映像を見る以外に、音声を聞く/音声を送る。リレーを動かし各種機器と連動します。多彩な活用が出来きますが、情報セキュリティの取り扱いには十分な注意が必要となります。
画素
CCDやCMOSを構成する個々の光電素子のことを示します。30万画素では、1枚の映像が30万個の画素の集まりでできています。4:3比率のカメラの場合640ピクセルx480ピクセルの画像となり、フルハイビジョンは約200万画素で16:9比率になります。この時の画像サイズは1920×1080ピクセルと30万画素に対して6倍の高画質です。
逆光補正
通常撮影はカメラの後方からの光を使いますが、被写体側から光があるときを逆光と言います。逆光では被写体が黒く潰れる傾向にあるので、これを補正し通常より暗い部分を中心に補正します。
広角レンズ
広い範囲を映せるレンズのことで望遠は狭い範囲を拡大して映せるが、広角レンズはその逆で広範囲に撮影できます。90度の撮影角度が有れば、天井角の隅に付ければ部屋全体が見渡せます。全体が写ると言う事は、顔や衣服など詳細には写らないので、使い分けが肝心です。
高感度
高感度とは暗い中でも映る性能を指します。高感度はCCD/CMOSや増幅器の性能で決まり、感度が高い物ほど夜間でも鮮明に撮影ができます。
冗長電源/非常電源
電源トラブルの瞬低、瞬停、停電、脱線、断線、などは電力を使う機器に対してダメージを与えたり、正常な運用を阻害する障害です。防犯機器に限らず、パソコンやサーバなど電気を使う機器を安全に利用する為には、冗長電源や非常電源を導入します。一般的に冗長電源は停電などの発生時に機器を安全に停止する用途で使われ、非常電源は電源トラブル発生後も継続して機器を運用する為に用いられます。その際、機器の消費電力に合わせて冗長電源や非常電源を選択してください。
水平解像度
テレビは横の線の集まりで画像表示しますが、その横線の数が水平解像度です。通常のテレビでは水平解像度は525本、ハイビジョンテレビでは1125本となります。
電子シャッター
CCDへの入射光量の蓄積時間を変化させて、露光度合を制御し、映像を安定させる機能です。
望遠レンズ
遠方を映す事に特化したレンズで撮影対象が遠い場合や一部を鮮明に見たい時に使用します。車のナンバープレートや手元、工場や学校など土地が広い所でも有効なレンズです。レンズが交換可能なカメラ機種は、CマウントまたはCSマウント対応機種に限られ、ドームカメラの多くは、レンズの交換には対応していません。
防水防塵等級(IP-xx)
内部への異物侵入に対する保護等級を示すIEC規格です。左側の数字が防塵度、右側の数字が防水度を示し、数値が大きくなるほど保護の程度が高くなります。(IP-55は簡易防水/IP-68は水中可能など)
雷害対策
夏冬には気象状況によって、よく雷雲が発生し落雷となります。多くは避雷針などに落ちる雷が稀に防犯カメラや電線、ワーヤーなどに落ち、防犯機器を破壊する事があります。雷害対策はお客様の大切な財産や資産を守る為にも、導入をご検討ください。
AGC
オートゲインコントロール=自動利得制御回路のことで、CCDへの入射光量によって異なる信号レベルを制御して出力信号のレベルを一定にします。
BNC
電気信号を送る同軸ケーブルを機器と接続するためのコネクターの形状のことです。ばねを内蔵したコネクターのため、確実に固定できます。
CCTV
TVや電話、ネットワークとは接続せず閉鎖環境で運用する事で、信頼性+秘匿性を維持した状態で防犯対策をする防犯カメラの運用方法です。他の一般回線から分離しているので、高いセキュリティ性を持ち、ネットワークや通信トラブルから来る障害発生を避ける事ができ、現在も多くの防犯機器がCCTVとして運用されています。
ch(チャンネル)
カメラからの出力がチャネルで、8チャネルの録画装置では、8台のカメラ信号を記録できます。
DSS/感度アップ
DSS=デジタルスローシャッター、通常のCCDやCMOSの撮影ではシャッタースピードは1/50や1/60が最低速度となりますが、このシャッタースピードでは撮影が困難な暗所でも撮影する為に長時間露光し光を多く取り込む為の機能です。1/30~1秒など長時間露光し感度を通常の2倍~512倍にする事ができますが、長時間露光ではスピードの速い移動物を正確に撮影する事は困難になる為、動体検知(モーションディテクト)等と合わせ、検知=通報に利用するのが効果的です。
FPS/コマ
防犯・監視用途での動画記録の場合、一秒間のコマ(画像)数は映画やTVのようなフルフレームは必要としていなく多くのフレーム数は例えばスポーツ中継のように一挙手一投足を見る事が醍醐味な内容の場合は有効だが、防犯・監視の目的は要所を押さえた画像記録の為、1秒間にそう多くのフレームを必要としません。またこれは長時間の記録を行う為にも有効な方法で、秒10コマ(10 FPS)で記録すると通常の3倍の時間が記録できる事にもなりますが、ただし近年のHDDの容量拡大や記録方式がH.264など高圧縮に対応するドライブの登場で、高フレームレートでの記録が増えているのも事実です。
H.264
動画をネットワークで高画質に使う事を念頭に開発された圧縮技術で、かなり高度に時間と空間を圧縮処理しファイルサイズは小さいく高画質を実現します。処理が重い為にH.264の再生や早送り処理には、かなりのパフォーマンスが要求されます。
HD-SDI
シリアルデジタルインターフェース=SDI、元々は放送用の映像・音声をデジタル形式で送信する通信規格でしたが、アナログの防犯カメラもデジタル化の流れが強くなり、同軸の映像ケーブルでアナログ映像を送る変わりにデジタル映像を送れば、既設配線でハイビジョン・デジタルの映像防犯システムに簡易にアップグレードできる技術として注目されています。
HDD
ハードディスクドライブのことで、データの保存装置です。ディスク(円盤)の上に磁気的に信号を書き込み大容量の上、書き込み書き出し消去が自在にできます。データとして記録するため、ビデオテープのように画像の劣化がありません。
LANケーブル
LANケーブルには転送速度限界の違いにより「カテゴリー」分けがされており、カテゴリー1~4では、現在の光インターネットより遅い速度でしか通信が出来ません。カテゴリー5以上になると100/1000Mbpsとより高速な通信が可能になるので、導入の際には注意が必要です。現在はカテゴリー7のケーブルが販売されており、将来のネットワーク運用を考慮する場合、より高いカテゴリーのLANケーブルで設置しておくと長く運用できます。
N.C.・N.O.
電気接点の種類でN.C.(ノーマルクローズ)では常時接点がオン(閉じている)で、N.O.(ノーマルオープン)ではオフ(開いている)です。警報機等を組み合わせたシステムによって使い分け、防犯機器の多くは、この両方をサポートしています。
PoE
PoEとはパワーオーバーイーサー(電力を重畳したEthernet)のことで、LANケーブル一本で電力とデータの両方を運用できる便利な機能です。通常のPoE(IEEE 802.3af)ではクラスによって給電能力を定めておりクラス 0=0.44~15.4W、1=~4W、2=~7W、3=~15.4Wとなっています。PoEでは予備線も電力の給電に使う為、使用するLANケーブルもカテゴリー5以上を利用する事をおすすめします。
PTZ
PTZとはパン・チルト・ズームの略で、パンは横振り、チルトは縦振り、ズームは望遠から広角まで画角を変える動作の事です。この機能が有るカメラは、上下左右に動かす事でカメラ一台で広いエリアを見る事ができます。また、人感センサーなどの組合せで動作させたり、自動で見たい場所を巡回させたりと便利です。
港湾、湾岸、空港や工場など広い敷地を有する設置案件にはPTZカメラは有効な手段です。
RAID
RAID(レイド)はHDDやSSDなどのストレージに関する保護や性能向上の為の技術です。二つのドライブに全く同じデータを書き込み二重化するミラーリング(RAID-1)やデータの補償(パリティ)を別のドライブに書き込み障害時に補完するRAID-3、全てのドライブでパリティを分散管理するRAID-5、最大2台のドライブが同時に破損してもデータの修復が可能なRAID-6などがあり、RAID機能で大容量なデータを安全に運用できるようになります。安全運用が目的なので速度のみを追求するストライピング(RAID-0)は利用しない方が良いでしょう。
S/N比
電気信号とノイズとの比。ビデオ以外にオーディオや信号自体でもS/Nと言う表記をする場合があります。CCD本体や信号増幅回路には本質的なノイズが存在し、そのノイズと映像信号との比のS/N値で大きいほど鮮明な映像となります。ビデオでは52dBオーディオでは85dB辺りより高いと、高画質/高音質と言われます。
WDR
デジタル処理で広い明暗領域を捉える機能で、機器によって補正能力(ダイナミックレンジ)は異なりますが、太陽の射す明るい屋外と暗い室内を同時に撮影しても、自然に両方の景色が捉えられる優れた機能です。